スペシャル企画!! お台場出場選手インタビュー!!
                                                       インタビュアー 竹内鉄平



伊藤 寿  ITO HISASHI



 氏 名 : 伊藤 寿 

 生年月日 : 1982年8月13日(25歳)

 勤務先 : トヨタ自動車株式会社

 2007年度主な戦績 :

  東海ブロック選手権          優勝
  蒲郡オレンジトライアスロン      3位
  長良川国際トライアスロン大会    3位
  トライアスロン伊良湖大会Bタイプ  2位


 トライアスロン競技を初めて僅か1年にして、インカレ6位、日本選手権出場を果たした伊藤寿選手。
 そのキレのあるバイク、ランはエリートレベルでも十分に通用するレベルだ。今回東海ブロックチャンピオンとして2度めの日本選手権に挑む!
 伊藤選手に大会にかける意気込みを聞いた。



 

  竹内 鉄平(以下、鉄) 勤務先は、トヨタ自動車?

   伊藤 寿(以下、寿)  そうです。先週配属になりました。

  鉄) 部署は?

   寿) 部署は第2エンジン技術部です。そこには1,000人くらいいます。

  鉄) 1,000人!?そんなにいるの?職種はエンジニア?

   寿) ハイ。

  鉄) で、トライアスロンを始めたのは?

   寿) トライアスロンを遊びで始めたのは、おととしの2005年です。

  鉄) きっかけは?

   寿) きっかけは、もともとやりたいと、中学生くらいから思っていたんですけど、
      バイクとか、こういったチームとかがなくて・・・・・・で、大学(北海道大学)に入ってから、
      3年生くらいのときに、大学にサークルがあるって知って。
      でもそのときは、陸上部に入ってたんで、サークルとの掛け持ちは絶対できないんで・・・。

  鉄) 厳しいね。

   寿) ハイ。大学院に入ると、一応OB扱いになるんで、院に入って始めました。

  鉄) 大学まではずっと陸上部だった?

   寿) 中学から高校までずっと陸上部でした。

  鉄) そのときの成績は?

   寿) 大学の時に、道予選で道内2位が最高です。

  鉄) 種目は?

   寿) 3000m障害です。

  鉄) 北海道の学生で2位だったっていうこと?

   寿) そうですね。

  鉄) 陸上では、なかなか日本のトップレベルまでいくのは、難しことだよね。、
     トライアスロンでは、日本選手権の切符を取れたわけだけど、最初から
     日本選手権に出たいという気持ちはあったの?

   寿) いや、最初は全然なかったです。トライアスロンを始めたときは、ただ趣味でやろうと。
      とりあえず全国大会、インカレに出たいな、と。
      ただ、トライアスロンを始めた2005年は、予選が既に終わってたんで・・・。
      
  鉄) それで、その翌年の2006年は?

   寿) 2006年の北海道予選(苫小牧)で学生で優勝して、インカレの出場権をもらいました。 
      で、インカレで6位に。

  鉄) 初めてのインカレで6位に!その成績についてどう思った?

   寿) すごい驚きました。

  鉄) 驚いた?

   寿) めちゃくちゃ驚きました。一週間くらい信じられなかったです(笑)

  鉄) ははははは。う〜ん・・・。
     で、自分にとってトライアスロンは向いているんじゃないかと?

   寿) いや、もともとインカレ終わったら辞めようと思っていたんで・・・。
      インカレ終わったら、駅伝を全力でやって、あとは修士論文を書いて就職するだけだと。
      
  鉄) 就職したら、趣味ではやるかもしれないけど、真剣にやるつもりはなかったんだ。

   寿) そうですね。

  鉄) 就職してもトライアスロンを本気でやりたいと思った理由は?

   寿) 理由は、インカレで6位に入ってしまって、日本選手権の出場資格もらって、
      そのときも、日本選手権に出るかどうか迷っていました。
      というのは、研究とトライアスロン両方やっていいのかな?と。
      11月12月と研究でアメリカに行く予定もあったので、練習なんかしていていいのかなと。
      でも、せっかくのチャンスだから、経験もしてみたいなと。
      それで、教授に相談して、 出ることを認めてもらって。

  鉄) で、出たんだ。どうだった?

   寿) 出たんですけど、あまりにもスイムが・・・・練習以上に、力が出せなくて・・・。
      バイクの2周目で切られてしまって。

  鉄) バイクの2周目でラップ?2005年の戸田君といっしょだね。

   寿) インカレ終わって、日本選手権に出ようと決意してから、もうありとあらゆる北海道の
      コネクションをつかって、強い人にお世話になって、つきっきりで時間を割いてもらって
      練習を教えてもらっていたんで・・・。
   
  鉄) トライアスリートに?なんていう人?

   寿) 藤原さんっていう人で、オロロンでは道内1位の人です。
      あとは、バイクもバイクチームを探して、水泳も北大のOBの水泳部方に教えてもらって、
      他にもショートのスイムやバイクが速い人にも教えてもらって。
      もう本当にすごいわがまま言いまくって、時間を割いてもらって教えてもらったにも関わらず、
      全然結果が出せなくて・・・・その時は、悔しいって気持ちよりも、本当に申し訳ないって気持ちの
      ほうが大きくて。

  鉄) おーおー。

   寿) そう、それが社会人になっても本気でやろうっていう思いになってますね。
      お台場を完走して、お世話になりましたって言いたいなって思って・・・。

  鉄) えらいね。しかし、そういう貪欲な競技に対しての姿勢は、たいしたもんだね。 
     なかなかそこまで真剣になれる学生は少ないと思うけど。サークルで楽しくやって終わりっていう。

   寿) あー。まあ。

  鉄) で、今は仕事をしながらというと、なかなかトレーニングの時間が取れないと思うけど、どう?

   寿) そうですね。研修が多かったので。4月から年末まで研修中で、勤務地がころころと変わるので、
      練習のスタンスが自分で確立できていないんで、練習が断続的になってしまって、難しいなと。

  鉄) それが悩みだね。勤務時間は?

   寿) 8時半から5時半が標準勤務で。残業は日によって変わりますけど、長くて2時間くらい。
      月で最大30時間くらいですね。

  鉄) トレーニングは週何時間くらいしてる?

   寿) えー、計算したこと無いんで。週によってもすごい変わるんで・・・・・。
      週15、6時間くらいですかね?

  鉄) それだと、アマチュアでやっているレベルであれば、マックスに近い時間だね。
     それ以上やると、仕事とかにも影響が出てくるしね。
     あとは、その中でいかに効率の良いトレーニングをするかだよね。
     トレーニングでの自分の課題は?

   寿) とにかく水泳です。

  鉄) 1500mのベストタイムは?

   寿) 昨年の日本選手権の前に、21分44秒でした。短水路で。

  鉄) 速いじゃん!?レースのタイムは?

   寿) 上がったときのスイムラップは、25分くらい・・・。

  鉄) え!?・・・まあ、それは明らかに経験不足だね。実戦的な集団泳とかバトルとかに慣れれば、
     遅くとも22〜23分くらいでは泳げると思うよ。
     今年の東海ブロックは優勝したけど、満足できたレースだった?

   寿) 今年の自分の納得できたレースは東海ブロックだけですね。




  鉄) では、お台場に向けての意気込みを。

   寿) まず、スイムとバイクでラップされないことが第1の目標。それがないと・・・。
      ランに入ったら、ランラップ10位で総合25位以内。

  鉄) わかった。ぜひそれは、頑張って欲しい。まだ1ヶ月あるから。
     1ヶ月あればまだ上げらるからね。
     もし目標が達成できたとしたら、次の目標は?

   寿) 今年はまずカーフマンジャパンで、日本選手権で6位以内に入ることです。

  鉄) 6位以内に入ると何かあるんだっけ?世界戦とか?

   寿) いや、自分的な目標です。

  鉄) 自己満足?

   寿) そうです(笑)自己満足です。あくまでトライアスロンがメインなんで。

  鉄) また来シーズン、日本選手権を目指して?

   寿) そうですね。仕事が楽だったら(笑)

  鉄) 今日は、ありがとう!